気持ちの良いスクロールとちょっと変わったスクロール

スクロールさせた時のアニメーションは当たり前のようにスクロールしていて、そこの作りについてはあまり気が向かないかと思います。
しかし、スクロールが気持ちよく動くのは裏で微調整してユーザーが違和感なく操作できるように調整を重ねて気持ちよくスクロールできています。

今回は気持ちの良いスクロールがどんなものか、それだけでよかったんですが、気持ちの良いスクロールは触って体験して調整してを繰り返すのと、気持ちよさに必要な要素が2つ入れば終わってしまい、短くなってしまったので、他にも特殊なスクロールパターンも用意しました。

スクロールの調整がないとどうなるか

スクロールは当たり前のように気持ちの良い動きがゲームでは表現されていますが、それはちゃんと調整された物で、もし調整がない場合は上の画像のように重くて硬く、気持ちよい感じは皆無になってしまいます。
指を離した後にピタッと止まるのは現実ではありえない動作で、不自然な動きを見せられているため、見ていて気持ち良い動きにはならず、認識とのギャップでストレスが強くかかります。

調整を入れてみたもの

慣性の法則を入れることで自分の指で自然に操作している感じを入れました。
さらにオーバーシュートを追加することで柔らかさを表現し、より自然に見えるようにしています。
指にしっかり追従し、離したあとも思ったように動く動作を入れることで気持ちよさを表現しています。

あとは調整して触って調整して触っての繰り返しになるかと思います。

その他の印象付ける動き

スクロールは調整さえ済めば他の要望はないですが、ちょっと見せ方を工夫したいなどがある場合はスクロール時の見せ方を変えて印象付けることはできます。

中央を目立たせるように上下を縮小させて中央を目立たせるタイプです。
一つひとつが主役になるようなコンテンツ、イベントに向いているかと思います。
意図的に目立たせるため、メニュー一覧のような目立たせても仕方のないもの、押させる訴求を強くする必要のないものには向きません。

奥の背景とずらしを入れて奥行きを演出することも新鮮さを出すことができるので、表現として見せるのも良いかと思います。

スクロールにずらしを入れてみましたが、上記であげた見せ方は、自分も実機で触っていないのでどんな体験になるのかがわからないです。
開発段階の方で、スクロールに開発工数を割くことができる場合は是非実験していただき、感想を教えていただきたいです。

ゲームではスクロールに特殊なアニメーションを入れること、検討されることはほとんどなく、また、検討されても開発工数的に後回しになり、結果、実装はされずじまいになることがほとんどかと思います。
それでも世界観の表現のため、ユーザーにのめり込んでもらうための工夫をスクロールでも表すことができると、楽しんでもらえるかと思います。
この記事を読んでスクロールアニメーションを挑戦した際には感想を共有していただけると幸いです。


ここまで読んでくださりありがとうございました!
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