目的:到達したい状態、行動を方向づけるもの
目標:目的達成のための具体的な内容
僕はゲーム業界に就職して7年ほど経ちましたが、目的をもって人生を歩んでこれたかというと目的を意識してゲーム業界に入ったわけではなく、絵を描く職業になれたらいいなぁなんて漠然とした夢を中学生ごろから20歳ごろまで待ち続けて大学生活を歩んでいました。
そんな自分の小学生の夢はサラリーマン。
小学生の夢は達成したよ!
なりたい職業という夢をもって生きてはきましたが、色々な環境に身を置くことでやりたいことは変化していき、最初は教職員になり、その後はポーカーが楽しすぎてポーカーでお金を稼いだりしていた時期もありました。
海外のカジノ(ラスベガス、韓国、セブ、マカオ)へ出向いてポーカーをし、プライベート時間は全てポーカーにつぎ込むくらいはまって、海外旅行で観光せずに一日中カジノにいるとか・・・。
そこには人生の目的を意識して動いていたわけではなく、楽しい、自分のやりたいことをやる、ポーカーで食べていけるか挑戦してみたというのがあり、未来の自分の幸せを考えて動くというよりは心のまま今やりたいことをやるという感じでした。
ここに、「クリエイターになって作り続ける人生を送る」なんて目的をもっていたら教職員やポーカーなんて意味のない時間になりますが、ではそんな経験、体験はいらなかったのかというとそうではないと思っています。
仮にポーカーのプロとして大成功して世界に飛び立っていれば、意味があったことになりますし、失敗したから意味がなかったとも見えるかもしれないですが、そもそも挑戦すらしないことが失敗なので意味がないということはないと思っています。
目的達成 ≠ 成功 ≠ 幸せ
目的は狭くてピンポイントであればあるほど自分を苦しめると思っています。
「クリエイターになって作り続ける人生を送る」という目的の場合、目的達成して本当に成功かなんてわかりません。
沢山の修正が入ったり、自分の作品ではなく他人の作品を作る毎日だったり、興味のないコンテンツをつくることも沢山あります。
クリエイターになることが人生の成功ではないですし、幸せでもありません。
それはクリエイターとしての力、ポジションを高めても同じで、本当に自分の求める幸せは何なのかを見つけないと成功も幸せもないと思っています。
クリエイターになりたいは目標であって、自分がやりたいことは何なのか、自分が求めていることが何なのかが表面にでていないので、実は本当の目的は、周りから尊敬される人生を歩んでみたい、周りが喜んでくれて自分を必要としてくれる環境が欲しいなど、その目的達成の中でやりたいことがたまたまクリエイターであったりするわけです。
目的なんて自分の欲求を満たすためにこんな感じに生きていたいなぁくらいの幸せなイメージをするくらいで良くて、それを叶えるために目標があり、そのうちの一つの手段がクリエイターという選択肢なだけで、クリエイターじゃなくてもよいといえばよいのです。
やりたいことなんて途中で変わります。
楽しく夢中になれればそれを突き詰めていけばそれでいいと思います。
無理に目的をもってそれを達成するためにやることは義務みたいですし、もっというとやりたくないことかもしれないです。
やりたくないことをやって成功している人の話よりも、好きだからやってたら成功していた人の話の方がよく聞きますし、やりたいことやってる方が人生楽しいじゃないですか。
だからこそ、会社の目標設定と評価時期の目標到達未達というのは他人から与えられた、または自分の本当にやりたいことではないので全力をもって達成したいと思えない、達成しても大した喜びではなかったりします。
強制的に期間を決められてその期間中は目標を追い続けるという苦行!
たかゆの人生の目的
僕は常々思っているのは自由になりたいと思っていて、
経済的に自由になりたい、時間的に自由になりたい、環境的に自由になりたいと思っています。
しかし、それに向かってこういうプランで実現させようとかはほとんど考えたことがありませんでした。
自由を手に入れるために全力で努力するかですが、全力では努力して実現させたいと思っていません。
何故そこまでやる気が出ないのかというと、現状に満足していてリスクを取って自由を取りに行くほど叶えたいことでもないなと思っているからです。
スキあらば狙いに行きたいですという感じです。
そのために普段からチャンスを得る機会を増やすための努力をするくらいはしておいて、自由を手に入れられたら良いけど、難しければ今の努力はそのまま会社の業務に活きるからそれはそれでいいか、という感じです。
なのでよく思うのは全力で目的達成のために行動できる人は本当に尊敬できますし、憧れます。
どうしても自分はバランスをとってしまったり言い訳が先行して腰が引けてしまいます。
自分は目的のために目標を掲げても達成したことといえばブログくらいで、目的に近づいたかというと良くわかっていないです。
目標を立てても途中でやめることはよくありますしね。
目標に縛られない
目標を立てて、それを達成できないと自分はダメな人なんじゃないか、継続できなくて意思が弱いのではないかと思うこともありますが、目標に縛られて今という時間を削ってしまうのももったいないと思うので、辛いと思うならやめてしまい、今を全力で楽しめるやりたいことをやる方が有意義かとは思います。
今本気で楽しめるものは一年後に楽しめるとは限りませんし、楽しめる時間があるとも限りません。
老後にやろうなんて後回しにした時には気力がなくなっていたり、そもそもやりたいことが数十年後まで続くわけがないので、今やりたいことを今やるがベストだと思います
僕の今年の目標なんて、韓国語を覚えることでしたが、1カ月で止めました。
韓国語を勉強し始めた時は、自分のブログを韓国にも広めてやるんだと意気揚々とやる気に満ちて勉強も楽しかったのですが、他にもっと時間を使いたいことが出てきてしまったので一カ月で止めました。
早すぎるかもしれないですが、別の努力をする時間に使う軌道修正をしてもいいと自分に言い聞かせています。
周りに宣言して目標もって自分を奮い立たせるとかよくやると思いますが、それでも辞めたくなったら辞めればいいです。
誰も自分の目標未達なんて気にしてないです。
寄り道は新しい発見
自分の人生無駄なことも沢山してきたなと振り返るとよく思いますが、なんだかんだ色々なことをやってきたからこその今だなと思えます。
もし、自分の人生の目標を一つに絞り込んで自分の選択肢を狭めていたら、UIデザイナーを今でも続けていたのかもしれないです(続けられる自信はないですが・・・)
自分がUIデザインをやってみて苦手というのを理解できたので、職場で方向転換してグラフィック→UIアニメーション→UI演出→キャラクターアニメーション→エフェクト→撮影編集→3D→UI演出という感じであっち行ったりこっち行ったりできたので、やりたいことを模索して、どこかで自分のやってきたことが繋がったり、全く関係ない教職員の経験はコミュニケーションのネタとして話せたりしますし、割と何でも良い経験として得ることができるので、寄り道も大事だと思います。
このように自分のできることを広げると、可能性が広がって自分の中の目的もアップデートされていく気がしているので、力をつけるのは大切です。
ゲームをやるのもよい経験、大事!なんですが、感情を無にして時間をつぶす行為は悪だと思っているので、作業になってしまっているゲームにやる価値があるのかでいうと、価値はなくなっているなとも思っています。
今やりたいことをやる
目標は環境によって変わっていき、目的も変わることがあるかと思います。
クリエイターになってやりたいことがあったはずが、ゲーム実況をしたら楽しくなってきて本来の目的と目標とは違った形が見えてたり、自分が何かを目指して職業に就いたときに見える世界があって、そこから自分の視界が広がってどんどんやりたいことも変わっていきます。
目的に縛られず心が動く体験を大切にし、今という貴重なモチベーションがある時に行動する、やりたいことがなければまずは新しいことを何でも体験してみることから始める。そこから新しい自分の目的が付いてくると思います。
僕の中でいうとそれが昔思いもよらずに出てきたポーカーです。
ポートフォリオづくりのためにトランプを題材にする
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世界のポーカーは手札を2枚しか使わないということを初めて知り、興味をもつ
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遊んでみたらすごく楽しくてはまる
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就活を辞めて、ポーカーニートになる
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実況動画を100本ほど上げる
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5000人の中で優勝する
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DVDの販売のお話が来てDVDを販売してみる
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スポンサーがついて、海外渡航費、宿泊費、、大会費などすべて負担してもらって海外へ
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とかとか実際こんな感じでクリエイターになるという目標が全く別の軸に発展し、クリエイターになるということなんてその時全く考えていませんでした。
ポーカーをやってからIT業界にきたことで、ポーカーの繋がりで色々な会社(10社ほど?)にお邪魔をして会社見学をしたり、ポーカーでの繋がりがあったりと、本気でやりたいことができたら本気で今すぐやるって今しかできない貴重な体験だと思うので、目標目的を意識しすぎずに動くのも大切だと思っています。
長くなりましたがここまで読んでくださりありがとうございました。