初めてBlenderで作るテーブル

Blender2.9を使ってモデリングから書き出しまでを順々にやっていきます。
基礎的な流れだけをまとめたので、これからBlenderを始める方の参考になれば幸いです。

テーブルのモデリング

テーブルを作る時に覚えておくと便利なショートカット

頂点/辺/面 選択モード1/2/3
移動G→中クリックでXYZへ移動
拡大縮小S
削除X
マウス位置のメッシュ等と
つながる部分を選択
L
複製Shift+D
カメラアングルテンキーの0 1 3 7 9

モデリング

初期画面では、四角いボックスがありますので、このボックスを使って編集していきます。
ボックスがない方は「Shift+A」から追加メニューを開いて立方体を追加してあげてください。

TABでオブジェクトモード/編集モードを切り替えることができるので、立方体を選択して編集モードへ移行し、オブジェクトを変形させていきます。

キーボードの1 2 3で頂点、辺、面の選択ができるようになるので、3で面の選択をし、面を選んでいる状態でGを押し、下へ移動+中クリックで直角に移動させることができます。

または、左のツールから移動ツールで移動させることができます。

これがテーブルの板になります。

続いて、テーブルの脚を作ります。
Shift+Aで立方体を作り、Sで縮小させます。
Gで下へ移動させ、面を選択して上へ伸ばして縦長にします。

テーブルの角へ足を移動させて、残りの足を作っていきます。
この時、テーブルの台と足が繋がっている状態で足だけ選択したい場合は、マウスを足の上に乗せてLを押すと、足だけ全選択されます。

Shift+Dで複製をし、中クリックでX,Yに対して移動させます。
Lで足を複数選択し、Shift+Dで足2本を複製して反対側へ配置します。

背景の板を配置

背景を置くために、TABでオブジェクトモードに戻し、Shift+Aで立方体を作ります。
Sでテーブルよりも大きく拡大し、編集モードへ入って頂点を一つ削除して背景を作ります。

削除はXで削除メニューを出して頂点の削除を行います。

Gで位置の調整を行い、テーブルの脚が地面につくように調整してあげましょう。

マテリアルで質感、色付け

右上のプレビューをマテリアルプレビューへ変更します。

マテリアルをテーブルに設定するためにマテリアルプロパティを選択し、+からマテリアルを設定するスロットを用意します。

新規をクリックし、マテリアルを作成します。

これで、マテリアルの細かな設定をテーブルに反映することができます。

ベースカラーで色を変更
メタリックと粗さで質感の変更ができます。

一部分にマテリアルを設定する

テーブルの脚だけにマテリアルを設定したいと思ったら、編集画面へいき、テーブルの脚にマウスを載せてLで脚だけを選択していきます。

マテリアルプロパティを開き、「+」を押して新規マテリアルを作成し、「割り当て」を押してテーブルの脚だけに新しいマテリアルを割り当てます。

ライトを追加する

マテリアルビューでは光の効果が見えないため、「レンダー」へ切り替えます。
すると光と影が見えるようになるので、ライトの位置を変えてテーブルを照らしてあげましょう。

ライトを選択すると、ライトのプロパティが出現するので、光の強さや範囲を設定します。
それと、光が当たったことでマテリアルの方も光の反射などを再度設定してあげると良いかと思います。

今回はライトを茶系にし、テーブルの色を茶系に変更し、台はマットな感じで脚はメタリックな感じに調整してみました。

カメラの位置調整

まずはテンキーの0でカメラから見た画面を見てみます。

これだとどこから見ているかよくわからないですね。

そこで、カメラの位置を自分の見ている視点操作で変えようと思います。
右側の「<」をドラッグしてビューのタブを開きます。
「カメラをビューに」にチェックを入れることで視点を変えるとカメラも一緒に移動してくれるようになるので、これで好きな位置にカメラを設置してみましょう。

カメラの位置を決めたらチェックを外しておきましょう。

カメラの設定

カメラを選択し、カメラプロパティを開いて設定していきます。

カメラタイプからクォータービュー(遠近感をなくす)にも変更することができます。
焦点距離は数字が大きいほど、歪みがなくなってきます。
被写界深度にチェックを入れると、ピントが合っていないところはぼけて見えるようになります。

レンダリング設定

レンダリング時の見栄えをより綺麗な描写にするために設定を変更します。

GPUでレンダリングをしたい方は、デバイスをGPU演算に切り替えてください。

レンダープロパティを選択し、レンダーエンジンを「Eevee」から「cycles」に変更します。
書き出し時のノイズを軽減するために、デノイズのレンダーにチェックを入ておくことでノイズが軽減されます。

最後に、メニューから画像をレンダリングを押して書き出し画面へ行きます。

画像が全部表示されるまで待ちます。

全部表示されたら保存を押して書き出し完成になります。
お疲れさまでした。

ちょっとモデリングを楽しむ

ただの四角いボックスだけではなくてもうちょっと形を変えたい方用に、形を変形させる基本機能を紹介します。

ベベルで角を丸くする

Ctrl+Bでベベルをかけ、角を丸くすることができます。
左下からベベルの細かい設定を開くことができるので色々試してみてください。

押し出しで凹凸をつける

面を選択してIで面を内側へ押し出し、Eで上下へ押し出して形に凹凸を付けることができます。

ループカットで一括でカットする

Ctrl+Rでループカットのカットする場所とカット数を設定でき、
分割数はマウスホイールをスクロールすると数を変えることができます。

カットを確定させる時は左クリックで確定になります。

カットした辺をAlt押しながら選択して、ループ選択し、Sで拡大縮小させて少しだけ形を変形させてみました。

面の削除と面張り

面を選択し、Xで削除メニューを呼び出して面を削除することができます。
Altで辺をループ選択し、Fで面を張りなおすことができます。

ナイフツールで自由にカット

Kを押してでナイフツールを使うことで自由にカットすることができます。
Kでナイフツールでカットする際にCを押すことで画面に対してまっすぐカットすることができるので、テンキーの1/3/7/9(Ctrl押しながら1/3で反転)をおして真正面に視点を置くことでまっすぐカットすることができます。


ここまで読んでくださりありがとうございました!
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